肩こり・腰痛は筋肉が原因だった?タイプ別...


多くの方が悩む肩こりや腰痛などの症状と筋肉の関係について深掘りしていきます。
肩こりや腰痛の原因となる筋肉、姿勢を維持するための筋肉、そして、タイプ別のケア方法まで、幅広く解説いたします。
ぜひ、この記事を参考に、つらい肩こりや腰痛から解放され、健康的な毎日を送りましょう。
肩こり・腰痛と筋肉の関係性
肩こりや腰痛は、特定の筋肉の緊張や、筋肉のアンバランスが原因となり引き起こされることが多いです。
同じ姿勢での作業、運動不足、ストレスなどが原因で、筋肉が硬くなったり、弱くなったりすることで、痛みや不快感が生じます。
筋肉の状態を理解し、適切なケアを行うことで、肩こりや腰痛を改善することができます。
肩こりを引き起こす筋肉
肩こりは、首や肩周りの筋肉の緊張が主な原因です。
特に、以下の筋肉が肩こりと深く関わっています。
僧帽筋:
首から肩、背中にかけて広がる大きな筋肉で、肩甲骨の動きや首の安定に関わります。
長時間同じ姿勢での作業や、ストレスによって緊張しやすく、肩こりの原因となります。
肩甲挙筋:
首から肩甲骨にかけてつながる筋肉で、肩甲骨を引き上げる役割があります。
猫背などの姿勢不良や、冷えによって硬くなりやすく、肩こりの原因となります。
菱形筋:
肩甲骨と背骨をつなぐ筋肉で、肩甲骨を内側に引き寄せる役割があります。
猫背などの姿勢不良によって弱くなりやすく、肩甲骨が開き、肩こりの原因となります。
大胸筋、広背筋、前腕屈筋群:
これらの筋肉が硬くなると、巻き肩を助長し、肩甲骨を外側に引っ張るため、肩こりの原因となります。
これらの筋肉は、姿勢を悪くする原因にもなります。

腰痛を引き起こす筋肉
腰痛は、腰周りの筋肉や、骨盤周りの筋肉のアンバランスが原因で引き起こされることが多いです。
特に、以下の筋肉が腰痛と深く関わっています。
多裂筋:
背骨に沿う形で存在する筋肉で、背骨の安定性を保ちます。
姿勢不良や運動不足によって弱くなりやすく、腰痛の原因となります。
腰方形筋:
肋骨から骨盤にかけてつながっており、体を横に向けて倒す動作や、骨盤の安定に関わります。
左右のバランスが崩れやすく、腰痛の原因となります。
腹横筋:
お腹をコルセットのように覆う筋肉で、体幹の安定性を保つ役割があります。
インナーマッスルの一つで、弱くなりやすく、腰痛の原因となります。
大腰筋、腸骨筋:
骨盤から太ももにかけてつながる筋肉で、股関節を曲げる動作に関わります。
長時間座りっぱなしの姿勢で硬くなりやすく、腰痛の原因となります。
大腿筋膜張筋、大臀筋、中臀筋、大腿四頭筋、大腿二頭筋:
これらの筋肉は、骨盤や股関節を支える役割があり、これらの筋肉のバランスが崩れると、腰痛の原因となります。
これらの筋肉は、腰椎、股関節、骨盤を跨いでいます。

姿勢を維持するための筋肉
姿勢を維持するためには、「抗重力筋」と呼ばれる、重力に逆らって体を支える筋肉が重要となります。
これらの筋肉は、主に「伸筋群」と呼ばれる、関節を伸ばす筋肉です。
一方、関節を曲げる筋肉である「屈筋群」は、姿勢を崩す方向に働きます。
日常生活では、「屈筋群」ばかり使う姿勢が多くなりがちなので、「抗重力筋」を意識的に鍛えることが重要です。
タイプ別のケア方法
肩こりや腰痛の原因となる筋肉は、人それぞれ異なります。
そのため、タイプに合わせた適切なケアを行うことが重要です。
肩こりの場合:
巻き肩が原因の場合:大胸筋や広背筋をストレッチし、菱形筋や僧帽筋中部・下部を鍛えましょう。
猫背が原因の場合:肩甲骨を動かすストレッチやエクササイズを行い、肩周りの筋肉の柔軟性を高めましょう。
肩甲骨の動きが悪い場合:肩甲骨はがしなどの施術で、肩甲骨の可動域を広げましょう。
腰痛の場合:
姿勢不良が原因の場合:骨盤矯正や姿勢改善を行い、正しい姿勢を意識しましょう。
筋力不足が原因の場合:腹横筋や多裂筋などの体幹の筋肉を鍛え、腰椎の安定性を高めましょう。
股関節の柔軟性が低い場合:股関節周りのストレッチを行い、股関節の可動域を広げましょう。

トレーニングの重要性と注意点
肩こりや腰痛を改善するためには、トレーニングも重要です。
しかし、間違ったトレーニングは、かえって痛みを悪化させてしまう可能性があります。
例えば、猫背が強い人が、大胸筋ばかりを鍛えると、さらに姿勢が悪くなり、肩こりを悪化させてしまうことがあります。
そのため、専門家の指導のもと、正しいフォームでトレーニングを行うことが重要です。
当店では、お客様の状態に合わせたオーダーメイドのトレーニング指導を行っております。

整体とトレーニングの相乗効果
肩こりや腰痛の改善には、整体とトレーニングを組み合わせることが効果的です。
整体で筋肉の緊張を和らげ、関節の可動域を広げた上で、トレーニングで筋肉を鍛えることで、より効果的に症状を改善することができます。
また、整体を受けることで、トレーニングの効果も高まります。

小顔効果もある?顔の筋肉と肩こりの関係
肩こりは、顔の筋肉にも影響を与えることがあります。
例えば、「咬筋」と呼ばれる、頬骨と下あごをつなぐ筋肉が凝り固まると、顔が張って見えるだけでなく、肩こりや首こりの原因となることもあります。
咬筋をほぐすことで、小顔効果だけでなく、肩こりの解消にもつながることが期待できます。

もみ返しは好転反応と違うの?
整体やマッサージを受けた後に、痛みやだるさを感じることがあります。
これは、「もみ返し」と呼ばれる場合と、「好転反応」と呼ばれる場合があります。
もみ返し:必要以上に強い力で揉まれた場合に起こる、筋肉の炎症反応です。
好転反応:筋肉の硬さで圧迫されていた筋肉や神経がゆるみ、正しい状態に整えられていくときに生じる、一時的な痛みやだるさです。
好転反応は、体が本来あるべき状態に戻ろうと葛藤している状態に起きる反応なので、「良い反応」とされています。
まとめ
肩こりや腰痛は、筋肉の状態と密接に関わっています。
原因となる筋肉を特定し、適切なケアやトレーニングを行うことで、症状を改善することができます。
肩こり専門伏見パーソナル整体院では、お客様一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術とトレーニングを提供し、肩こりや腰痛の根本改善をサポートいたします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
